記号や文字が覚えられないあなたへ
証券アナリストを勉強中なのですが、
統計・数学・ファイナンスの分野で出てくる記号やアルファベット、ギリシャ文字がなかなか覚えられない…!
そんな悩みを抱えていませんか?
実際に私も、講義やテキストを読んでいて手が止まることがよくあるので、まとめてみました。
TACの先生のアドバイス
TACの先生からもこんなアドバイスがありました:
- 「最初にアルファベットや記号を覚えておくと、知識がスムーズに定着する」
- 「試験では確実に出るから、今のうちに覚えておいたほうがいい」
つまり、避けて通れない超重要項目ということです。
この記事の目的
そこでこの記事では、
証券アナリスト試験で頻出の記号や文字を、以下の3つに分けてわかりやすく紹介します。
- ✅ 数学・統計で使う「記号」
- ✅ ファイナンスで使う「英文字」
- ✅ 理論分野でよく出る「ギリシャ文字」
何度も見返すことで、自然と慣れていきます。
ぜひブックマークして、繰り返し活用してください!
1. 数学記号編(統計・計算系)
統計や計算問題でよく出てくる基本記号はこちら:
\[
\begin{aligned}
\sqrt{x} & \quad \text{(ルート)} \\
\sum_{i=1}^{n} x_i & \quad \text{(シグマ:総和)} \\
\Delta x & \quad \text{(デルタ:増分・変化)} \\
E[X] & \quad \text{(期待値)} \\
\mathrm{Var}(X) & \quad \text{(バリアンス:分散)} \\
\sigma & \quad \text{(シグマ:標準偏差)} \\
\mathrm{Cov}(X, Y) & \quad \text{(コバリアンス:共分散)} \\
\rho & \quad \text{(ロー:相関係数)} \\
\end{aligned}
\]
2. アルファベット記号編(金融指標)
証券・投資の公式や文章中で頻出する英文字たちです:
\[
\begin{aligned}
r & \quad \text{(収益率 / rate of return)} \\
k & \quad \text{(割引率 / required rate of return)} \\
P & \quad \text{(価格 / price、または確率 / probability)} \\
S & \quad \text{(現物価格 / spot price)} \\
F & \quad \text{(先渡価格 / forward price)} \\
PV & \quad \text{(現在価値 / present value)} \\
FV & \quad \text{(将来価値 / future value)} \\
g & \quad \text{(成長率 / growth rate)} \\
D & \quad \text{(配当 / dividends)} \\
C & \quad \text{(クーポン / coupon)} \\
y & \quad \text{(最終利回り / yield to maturity)} \\
t & \quad \text{(時間 / time)} \\
\end{aligned}
\]
これらは証券分析・DCF法・ポートフォリオ理論など、あらゆる分野で登場します。まずは意味だけでも理解しておくと後々役に立ちます。
3. ギリシャ文字編(ファイナンス分析に不可欠)
証券アナリスト試験では、以下のギリシャ文字が非常によく使われます:
\[
\begin{aligned}
\alpha & \quad \text{(アルファ:超過収益、アクティブリターン)} \\
\beta & \quad \text{(ベータ:感応度)} \\
\gamma & \quad \text{(ガンマ)} \\
\Delta & \quad \text{(デルタ:増分・変化)} \\
\lambda & \quad \text{(ラムダ:リスクプレミアム)} \\
\rho & \quad \text{(ロー:相関係数)} \\
\sigma & \quad \text{(シグマ:標準偏差)} \\
\tau & \quad \text{(タウ:リスク許容時間)} \\
\omega & \quad \text{(オメガ:アクティブ・リスク)} \\
\end{aligned}
\]
ベータやアルファはポートフォリオ理論、シグマはリスク指標で何度も登場します。丸暗記でなくても、「なんとなく見たことある状態」を作っておくのが大切です。
✅ まとめ:覚えるより「見慣れる」ことから始めよう
記号や文字が苦手でも大丈夫。最初は「これは何だっけ?」と調べながら進めればOKです。
何度も目にするうちに、自然と意味が頭に入ってくるようになります。
この記事を辞書代わりに使いながら、学習を進めていってくださいね!

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